牛タン以外にもグルメが豊富 仙台市
「仙台に行ったら食べたい物は?」と聞くと、殆どの人が「牛タン」と答えると思います。しかし、仙台には牛タン以外にも美味しいB級グルメがあるのをご存知でしょうか?
まずは仙台味噌を使った仙台ラーメンです。伊達政宗が領主であった戦国時代から、味噌作りが盛んに行われてきました。仙台味噌は軍用の糧として生産されていました。その仙台味噌を味わうことができるのが仙台ラーメンです。
地元の寿司職人により考え出されたのが仙台づけ丼です。新鮮な白身魚と宮城県産のお米で作られた酢飯に、隠し味に仙台味噌を使用したタレをかけて食べます。材料となる魚やトッピング、タレの配合に明確な決まりが無く、店ごとに違う味が楽しめるのが魅力です。
他にもたくさんの名物料理がある仙台市。仙台にお立ち寄りの際には牛タン以外にも食べてみてください。
仙台・青葉まつりに行こう!
場所:仙台市中心部
日時:2018年5月19・20日
アクセス:JR「仙台駅」から徒歩約15分
地下鉄南北線「勾当台公園駅」からすぐ
http://www.aoba-matsuri.com/ (仙台・青葉まつり公式HP)
仙台・青葉まつりは、伊達政宗の没後350年にあたる昭和60年(1985年)に過去に存在したお祭りを“市民がつくる市民のまつり”として復活する形で始まりました。
仙台・青葉祭りの初日は「宵まつり」、2日目は「本まつり」と言います。お祭り期間中は、市民が総出となってお祭りを盛り上げます。来場者は例年100万人にも及ぶお祭りで、市内には山鉾(やまぼこ)の巡行やすずめ踊り、武者行列などが行われます。
仙台・青葉まつり公式HPより引用
過去のお祭りを復活させたお祭りです
仙台・青葉まつりの起源は、江戸時代に行われていた仙台藩最大の『仙台祭』です。明暦元年(1655年)に仙台東照宮のお祭りとして開催され、70基もの山鉾(やまぼこ)が城下町を練り歩いたそうです。
明治時代になると、明治維新の影響により伊達政宗公を祀る青葉神社の祭礼に変わり、名称も『青葉祭』に変わりました。
伊達政宗公の没後250年や300年の際には、多くの山鉾が市内に出て、盛大にお祭りは開催されていました。しかし、昭和40年代後半に、交通事情により青葉まつりは途絶えてしまいます。
しかし、伊達政宗公の没後350年となる昭和60年(1985年)に、青葉まつりを市民の祭として復活しました。
仙台・青葉まつり公式HPより引用
見所満載のお祭りです!!
宵まつりの見所は、何といってもすずめ踊りです。街中にお囃子の音色が鳴り響き、すずめ踊りが披露されます。
すずめ踊りは1603年、仙台城が築城された時の宴の席で仙台城の石垣を造った石工達が即興で踊ったものが起源です。石工達により受け継がれてきた踊りで、お囃子に合わせて飛び跳ねる様子が雀に似ていることと、伊達家の家紋の“竹に雀”からすずめ踊りと名付けられました。
市内のあちこちで踊られるすずめ踊りは、飛び入り参加も可能です。お祭りの最後には2000人が一斉に踊ります。少し練習すれば踊れるようになるので、是非飛び入り参加してみてはいかがでしょうか。
本まつりでは、およそ4000人の武者行列が市内を練り歩きます。伊達家の当主を筆頭に、甲冑姿に身を包んだ家臣たちが続きます。また、火縄銃鉄砲隊による火縄銃の演舞も披露してくれます。
また、豪華絢爛な11基の山鉾が市内に繰り出します。威勢のいい掛け声やお囃子、華やかな舞と共に進んでいきます。また、山鉾とは対照的に神輿の渡御は厳かに行われます。担ぎ手は全員白装束に鳥帽子姿で、粛々と進んでいきます。
JAFご当地情報より引用
お祭りを大切にしていることが分かります
途絶えてしまったお祭りを市民祭りとして復活させ、歴史あるすずめ踊りや山鉾の巡行を再び行うことから、仙台の人がお祭りを大切にしていることが伺えます。
2017年は伊達政宗公生誕450年になります。仙台・青葉まつりもより一層盛り上がりをみせるのではないのでしょうか。是非足を運んでみて下さい。
アイキャッチ画像は笑顔咲くたび伊達な旅より引用
(編集/千八乃)