特集!!大國魂神社酉の市をご紹介!! 東京都府中市

場所:東京都府中市宮町3丁目1

日時:2016年11月11日・23日(毎年11月の酉の日)

アクセス:[電車]

京王線特急 府中駅

JR南武線 府中本町駅から徒歩10分

https://www.ookunitamajinja.or.jp/matsuri/tori.html


『酉の市』とは、全国の(主に関東地方に多い)鷲神社、酉の寺、大鳥神社などで行われている年中行事の一つで、毎年11月の酉の日に行われます。

酉の日は、通常3日存在しているのですが、年によっては暦の都合上、2日の年もあります。

一番盛り上がるのは、3回目の酉の市で『三の酉』と呼ばれ、『一の酉』『二の酉』以上の活気にあふれます。

また、酉の市を立てる寺社では日本武尊(やまとたけるのみこと)を祀り、武運長久、開運、商売繁盛の神として崇められていることでも知られています。

酉の市では、幸運をかき集める『縁起熊手』が売られることからも分かるように、他のお祭りより露店が多く立ち並びます。そのため、多くの人が訪れ、冬のお祭りの活気としてはトップクラスです。年末の焦燥感とも重なって、夏祭りとはまた違ったお祭りの雰囲気を醸し出します。(『お祭り用語集より』)

 今回の詳細に取り上げるお祭りはこちら。江戸三大酉の市の一柱を担う『大國魂神社 酉の市』です。
こちらの神社は「おおくにたま」と呼ぶそうなのですが、建てられたのがなんと西暦100年代。卑弥呼様と同じくらいの時期ということですのでとても驚きです。
『江戸三大酉の市』に列せられているのはこの非常に長い伝統からかもしれませんね。
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上の写真は、私がお祭りに入った鳥居です。
こっちは『府中駅』に近い入口なのですが、ご覧の通り人通りが少ないです。
逆に『府中本町駅』から近いほうの入口は、まっすぐ境内へと続く道へ繋がるのですが、屋台がひしめき合っているため人混みができていました。
「とにかく参拝だけしてしまいたい!」という方は、こちらの入口から入ることをおすすめします。
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さて、お祭りの見所ですが、酉の市と言えばやはり『縁起物の熊手』でしょう。こちらのお祭りも他の三大酉の市に比べて熊手の屋台の数は少ないものの威勢の良い声と共に商売繁盛を願ってもらえます。
掛け声に関して言えば、お客さんとの一体感が他の二つより良いので熊手購入が一番の目的であるならこちらのお祭りがおすすめです。三大酉の市の中では最も「きっと来年は良い年になるぞ!」という気持ちになりますよ。
また、子連れの方が他の三大酉の市に比べて多く七五三も兼ねていらっしゃる方が多かった印象を受けました。七五三を控えているお子さんがおり、かつこちらの神社を考えているなら良い意味でも悪い意味でも勘案するべきだと思います。
お祭りっぽい雰囲気をお求めの方もこのお祭りはおすすめできます。出店数は100行くか行かないかくらいでしたが、参道の両脇に並ぶ屋台のあるお祭りの中で、この数、そしてこの人の量というのは中々貴重だと思われます。夜になれば頭上の提灯にも灯がともり、非常に気分も高揚させてくれるでしょう。
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 上の写真は、この神社の神楽殿です。
毎年ここで、酉の市になると御神楽を舞っているそうですので興味のある方は見てみて下さい。
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 上の写真は、見ての通りです。
ご興味のある方は是非ご観覧下さい。
以下にその他役立ちそうな情報をまとめました。
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・屋台は境内へ続く道の両脇に出ており、府中元町駅から出た方が早く屋台に行くことができる。
しかし、熊手の屋台は本殿に近いほうに出ているため、熊手を重視している方は府中駅から出ることをおすすめします。
・本殿にお参りする人の行列は三大酉の市の中では最も少ないですが、それでもやはり30分は待ちます。
周囲のコンビニの数を勘案しても、お手洗いの数が充実していませんのでお気を付けください。
江戸三大酉の市

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