豪快な花火と共に夏の終わりを告げます 2018年船幸祭 滋賀県大津市

歴史・自然・グルメの大津市


大津市は、琵琶湖に面した滋賀県の県庁所在地で、比叡山延暦寺や紫式部ゆかりの石山寺などが有名です。そんな歴史ある建造物がある一方で、琵琶湖の水を京都に運ぶための琵琶湖疎水では、春になると桜が満開になり、夜はライトアップされ、見事な夜桜を見ることができます。

大津市では鮒寿司や近江牛が有名です。鮒寿司はかなり独特な臭いが特徴的ですが、とてもヘルシーなようです。近江牛を100%使用した近江牛餃子は他では食べられない贅沢な一品です。どちらも大津市に訪れた際には是非食べて見て下さい。

パワスポより引用

さあ、船幸祭へ!!


場所:大津市瀬田の唐橋・建部大社周辺

日時:毎年817

アクセス:JR石山駅より徒歩10

     京阪唐橋前駅より徒歩5

http://takebetaisha.jp/event/senkousai/ (建部大社公式HP 船幸祭)


『船幸祭』は、天孫神社の大津祭、日吉大社の山王祭と並ぶ、大津三大祭の一つで大津市のシンボル的なお祭りでもあります。

このお祭りは建部大社で長らく続けられてきた神事の一つでもあり、一時は『船幸祭』自体が途絶えていた時代もあるそうですが、その神事だけは続けられてきたそうで、長い伝統を誇っています。

花火が上がる日までは、神社のほうで1日より様々な関連神事もあるので、興味がある方は行ってみて下さい。

 

船渡御とクライマックスを飾る打ち上げ花火


さてこのお祭りの見どころですが、大神輿を乗せた和船と、約20隻の船が瀬田川を下る『船渡御(ふなとぎょ)』にあると思われます。

このお祭は伝説の武人として崇められる『日本武尊』が船団を従え、海路をたどられた故事に基づき執り行われるものですが、その瀬田川を海路に見立てているそうです。船団は約4キロ下流の御旅所がある、黒津浜へと向かいます。

また、夜には花火も打ち上げられ感動のクライマックスへと入っていきます。

船団が提灯の明かりを川の水面に映しながらゆらゆらと進む。そのバックには、空高く打ちあがる大輪の打ち上げ花火。

建部大社公式HPより引用

情緒あるお祭りです


風情のある瀬田の唐橋も視界に捉えることができ、その三物が組み合わさった情緒あふれる、このお祭りならではの空気を是非楽しんでみて下さい。

大津三大祭り


滋賀県『山王祭』

滋賀県『大津祭』

※アイキャッチ画像はMother River Setagawaより引用

(編集/千八乃)

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