奈良に春を告げます2019年東大寺修二会(お水取り) 奈良県奈良市

奈良市についての概要


奈良市は奈良県の北部に位置する中核市で、奈良県の県庁所在地です。かつて、平城京が置かれていた古都であり、シルクロードの終着点として天平文化が花開いた地です。

奈良市の魅力と言えば、数多くの歴史的な文化財や世界遺産の数々です。東大寺、正倉院や法隆寺など有名な建築物に加え、自然も豊かであり剣豪の里として知られる柳生地区や名勝の一つとしても知られる月ヶ瀬海峡などがあります。

奈良市は世界遺産と自然が共存する街と言えます。学生時代に修学旅行で訪れたことがある方も多いのではないでしょうか。

いつもNAVIより引用

さあ、お水取りへ行こう!


場所:東大寺二月堂

日時:毎年3月12日

アクセス:JR奈良駅から徒歩約20分又はバス「大仏殿春日大社前」下車徒歩5分

     京奈和自動車道「木津IC」から南へ約7km

                   西名阪自動車道「天理IC」からR169経由北へ約10km

http://www.todaiji.or.jp/contents/function/02-03syunie3.html (東大寺公式HP)


お水取りは東大寺の二月堂の修二会の通称です。修二会は2月20日~3月15日の間開催されており、2月が支度期間で3月が本行となります。その中で3月の12日の夜中に行われるのがお水取りです。奈良県に春を告げる法要として親しまれています。

お水取りとは、観音様にお供えする「お香水(こうずい)」を汲み上げる儀式を指します。若狭井(わかさい)という井戸からお香水は汲み上げられますが、この井戸は建物の中にあり、当役以外の人は立ち入りも中を見ることも禁じられています。お香水は「次第香水」として参詣者に分け与えられます。

 

お水取りの歴史は?


東大寺の修二会は天平勝宝4年(752年)に東大寺を開山した良弁僧正(ろうべんそうじょう)の高弟である実忠和尚(じっちゅうかしょう)により創始されました。

以来、一度も途絶えることなく、今日まで続けられています。修二会の正式名称は「十一面悔過(じゅういちめんけんか)」と言います。これは私たちが日常に犯している様々な過ちを二月堂本堂の十一面観世音菩薩の前で懺悔することを意味しています。

 

大松明は見逃せません!!


行中の3月12日深夜には、「お水取り」といって、若狭井(わかさい)という井戸から観音さまにお供えする「お香水(おこうずい)」を汲み上げる儀式が行われます。また、この行を勤める練行衆(れんぎょうしゅう)の道明かりとして、毎晩7時に行なわれる「お松明」は、長さ約7mにもなる大松明を童子(どうじ)と呼ばれる人がかつぎ、練行衆はその松明の火を道あかりとして、二月堂のお堂へ入っていきます。

修二会の期間中は毎日「お松明」が行われています。3月12日だけ「龍松明」というお松明が使用されます。重さ70kg、全長8mに及び、二月堂の回廊を炎が駆け回ります。お松明の火の粉を浴びると幸せになるのだそうです。

Find Travelより引用

春の訪れを感じるために是非!


古来より途絶えることなく続く伝統行事です。皆さんも春の訪れを感じ、火の粉を浴びて幸せになってはいかがでしょうか。尚、12日は年によっては2~3万人の人出があるので大変混雑することが予想されるので注意してください。

※詳しい動画はこちら

※アイキャッチ画像は即効スキルアップガイドより引用

(編集/千八乃)

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