場所:愛宕八坂神社(あたごやさか)とその周辺・熊谷スポーツ文化公園・熊谷市街地・埼玉県熊谷市宮町2丁目
日時:毎年7月20日(水)~22日(金)※祭式を含めると19日~23日
アクセス:[電車]新宿駅~熊谷駅まで約1時間・新大阪駅~熊谷駅まで新幹線利用で約4時間
[車]関越自動車道東『松山IC』から約20分・東北自動車道『羽 生IC』から約40分 ※当日は最寄り駅周辺が交通規制有。車の使用は推奨できません。熊谷スポーツ文化公園との無料送迎バスが運行中。
http://uchiwamatsuri.com/ (熊谷うちわ祭り公式HP)
お祭り概要
このお祭りは毎年7月19日~23日にかけて開催されている関東一の祇園祭の一つです。
総勢70万人を動員するほどの埼玉県が誇る大きなお祭りとなっています。
一般の人が観覧できる行事の多くは20~22日に集中しているので、お祭りの雰囲気のみを楽しみたい方はこの三日間のどこかで行かれるのが良いでしょう。
さて古き良き日本のお祭りは、その土地に長く鎮座している神社の歴史でもあります。
この神社の歴史も古く16世紀末の史料にはその姿を捉えることができ、このお祭り自体も18世紀末には史料の中に確認することができます。
またこのお祭りの由来は、かつて祭中に町内の各家で赤飯を炊いて疫病除けを祈願する風習が生まれ、それを振る舞っていたそうです。
その後、明治頃よりとある店の主人が神田明神の『天王祭』でうちわが飛び交う様子に影響を受け、赤飯のかわりに客にうちわをふるまったところ大評判となり、それが神社のお祭礼と合わさることによってできたのが始まりとされています。
※神田明神の『天王祭』と呼ばれるお祭りはかつて3つ存在していたが、現在、一つは神田祭りと融合、一つは4年に1度、一つは現在では行われなくなっているなどその形を一般の目が見ることは難しくなっているそうです。
このお祭りの見所は、やはり山車が集結して様々な楽器が打ち鳴らされる『叩き合い』でしょう。その中でも全12台すべての山車が扇形に並んで打ち鳴らされる『曳合わせ叩き合い(ひきあわせたたきあい)』はまさに圧巻の一言です。
20日の叩き合いではその半分ほどの山車が叩き合いをするのですが、それでも物凄い音がかき鳴らされていました。その倍以上の山車が集結して叩き合うのですからそれはもう相当な迫力であるのは間違いありません。
オレンジ色の提灯に大きな騒音、そして浴衣姿のお祭り男たち。夏の始まりを全身で感じるにはここ以外ないと、そう言い切れるお祭りでした。
是非、夏の訪れを一杯交わしながら感じてみては如何でしょうか?
お祭りレポート
2016年7月20日に、このお祭りに行ってきたのでその様子をお伝えします。
以下が見所です。
JR熊谷駅北口に18:30頃に着いたのですが、電車を降りてすぐに提灯を見つけお祭りの雰囲気を感じました。20日は19時より北口前で初叩合いが行われます。
神社から山車が渡御して北口を横目にアニメイトがある通りを過ぎて東口ロータリーを一周します。
そして、また北口に再集合して、太鼓や銅鑼のような楽器を打ち鳴らし、お祭りを盛り上げます。
交通規制情報
7月20日 … 18:30~20:00(JR熊谷駅東口・北口周辺)
7月21日 … 13:00~21:00(国道17号・お祭り広場周辺)
7月22日 … 13:00~22:00(国道17号・お祭り広場周辺)
駐車場情報
熊谷市役所駐車場も23時まで開放中ですが、大変混み合うようです。
以下の有料駐車場のご利用をおすすめします。
http://find-travel.jp/article/27459
露店情報
露店は、20日は十数店のみしか開店していませんでした。交通規制が入る時間が限られているため少ないようですが、21日22日は国道17号線沿いの方まで並ぶそうですので、露店巡りが目当ての方は21日以降に行かれた方が良いでしょう。
なお北口側の通りは居酒屋が乱立しています。出張店が開かれているので、アルコールをお求めの方はそちらもご利用してみては如何でしょうか。
露店の出す熱々のイカの姿焼きと居酒屋の出す冷え冷えビール。最高の組み合わせで是非!
休憩所・トイレ情報
お手洗いは、駅側のものを使用するよう指示されています。駅前なのでお手洗いが沢山あるかと思われるかもしれませんが、開放しているお店は極わずかです。
お店の迷惑にならないように、節度ある行動をこころがけましょう。また熊谷駅北口のオーク駐車場近くは学校と『くまがや館』と呼ばれる施設があります。トイレと休憩スペースがあるようなので、有料駐車場近隣もチェックしておくのがベターです。
※当日のトイレ貸出店詳細
LAWSON・セーブオン→トイレ無し
ファミリーマート→お祭り期間中は貸出中止
マクドナルド→商品の購入後にのみ貸出
松屋→貸出中止