受け継がれし伝統的な踊り 2018年願人踊 秋田県八郎潟町

大自然が織りなす景観 八郎潟町


八郎潟町は秋田県の北西部に位置する町です。秋田県の自治体の中で最も面積の小さい八郎潟町には、豊かな大自然が創り上げたスポットと伝説が存在します。
日本の湖の中で2番目の広さを誇っていた「八郎湖(現在は八郎湖残存湖)」です。景勝地としても釣り場としても人気のスポットで、湖が凍結すると氷上にテントを張ってワカサギ釣りを楽しむこともできます。

三鼻倉公園から八郎潟を一望できるのですが、ここにあるのが「夫殿の岩窟」です。紀元前以前に、波によってできあがった洞窟で、八竜権現と夫殿大権現が祀られているいます。また、縄文時代の住居跡も見られます。さらには、三湖物語の八郎太郎伝説も伝えられています。

八郎潟町にある「叢雲の滝(むらくものたき)」は、「いこいの森」の近くにある滝です。元々は「高岳山観音滝」と呼ばれており、古くから修験者たちの信仰の場の1つでした。やや水量が少ない滝ですが、滝の岩肌に梵字で不動明王の文字が彫られていて、一見の価値があります。

秋田県WEB観光案内所より引用

願人踊を見に行こう!!


場所:一日市神社をはじめ、商店街、駅前など

日時:毎年5月5日

アクセス:JR奥羽本線「八郎潟駅」から徒歩10分

http://www.akitafan.com/archive/tourism/2171 (秋田県総合観光ガイド)


願人踊は毎年5月5日に八郎潟町の一日市神社で奉納される伝統的な踊りです。豊年満作、五穀豊穣を祈願して各家々の玄関先や庭先で踊りを演じます。一日市神社で奉納された後は、八郎潟町内の商店街や駅前などで披露されます。

唄や踊りは伊勢音頭の流れを汲み、踊りの合間に歌舞伎「仮名手本忠臣蔵」の5段目「山崎街道」の一場面を演じることが特徴です。また、秋田県の無形民俗文化財に登録されています。

八郎潟町公式HPより引用

願人踊って何?


願人踊は江戸時代に願人坊主と呼ばれる下層の山伏や修験僧が伊勢、熊野信仰を普及するために伝えた門付芸能が発祥となっています。願人坊主は諸国を巡っており、その時に八郎潟町に伝わったそうです。八郎潟町で行われている願人踊はおよそ260年の伝統を誇ります。

明治時代になると、踊りに寸劇が加えられて現在の形になりました。願人踊は素早いリズムに合わせたリズミカルな踊りが特徴的な踊りです。この踊りの合間に、忠臣蔵5段目「定九朗」の寸劇が披露され、より一層劇の楽しさが増します。

あきたファン・ドッと・コムより引用

今後も受け継がれていきます


戦後は意識や生活態様の変化などによって後継者が育たず、存亡が危ぶまれたこともある願人踊りですが、およそ30年前から一日市郷土芸術研究会では、願人踊の教室を開いて八郎潟小学校の児童に継承しています。

お祭り当日は、子供たちの初々しくも逞しく踊りを踊る姿を見ることが出来ます。このように、地元小学生を中心に願人踊の教室を開く姿勢から、八郎潟の人々が伝統を大切にしていることがうかがえます。1度足を運び、見物してみては如何でしょうか。

アイキャッチ画像はブンカdeゲンキより引用

(編集/千八乃)

 

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