屋台が舞台に大変身!「山あげ祭」 栃木県那須烏山市

美しい滝と美味しい蕎麦 那須烏山市

那須烏山市を代表する観光スポットは「龍門の滝」です。江川にかかる幅65m高さ20mの滝で、大蛇が住むという伝説がある滝です。

滝周辺は遊歩道が整備されており、自然を堪能することができます。春には桜が咲き、夏と年末には滝のライトアップが行われるなど、季節により様々な景色を楽しむことができます。

八溝そば街道に立ち並ぶそば店では、八溝地方で収穫されたそばを使用し、原則として生そば・手打ち麺であり、挽きたて・打ちたて・茹でたてを心掛けています。そのため、ここではどの店でも美味しいそばを頂けること間違いなしです。

栃木の温泉より引用

山あげ祭に行ってみる

場所:那須鳥山市街地
日時:毎年7月下旬
アクセス:JR「鳥山駅」から徒歩1~30分(上演場所により異なります。)
     宇都宮上三川ICより約50分
URL:http://www.nasukara-yamaage.jp/ (山あげ祭公式HP)

山あげ祭は八雲神社例大祭の奉納で、市街地に仮設の舞台を作り歌舞伎を行う一封変わったお祭りです。その規模は大きく、日本最大級の野外歌舞伎舞踊となります。

1979年には「鳥山の山あげ行事」として国の重要無形民俗文化財に指定されました。更に、2016年には、ユネスコ無形文化遺産にも登録されました。

山あげ祭の“山”とは木枠に鳥山和紙を重ねて、そこに山や滝などを描いた舞台背景のことです。それを力で起こすことから『山あげ祭』の名称がつきました。

那須鳥山市公式HPより引用

 

起源は中世に遡ります

山あげ祭は約450年の伝統を持つお祭りです。このお祭りの起源は室町時代の永禄3年(1560年)にまで遡ります。当時、鳥山城下で疫病が流行しており、これを見かねた城主の那須資胤(なすすねたけ)が疫病退散・天下泰平を願い、牛頭天皇を城下におまつりしました。

その時の祭礼で奉納余興が行われたのが山あげ祭の起源と言われています。当初は獅子舞や相撲などが行われていましたが、江戸時代後期から歌舞伎が取り入れられるようになりました。

気になるにちじょうより引用

屋台そのものが見所なんです!

山あげ祭の最大の特徴は本来曳き回す屋台が舞台になるところです。御拝(ごはい)と呼ばれる屋台の前部分をスライドすると台車が舞台へ早変わりします。その舞台の大きさは後方100mの奥行で高さは10mにも及びます。

1回の公演には約2時間半~3時間かかります。屋台は町内を転々としながら公演を行います。屋台同士が出会うと「ぶんぬき」と言いお囃子が競演されます。最終日のぶんぬきは見所の1つで、全町内の屋台が揃って笛、太鼓、鉦を一斉に演奏します。

ニッポン旅マガジンより引用

那須烏山市を代表するお祭りです!

スケールがとても大きく、各町内の舞台装置の仕掛けも独自の発展を遂げているので、それも見所の1つになっています。是非この歌舞伎を見に行ってみては如何でしょうか。

アイキャッチ画像は山あげ祭公式HPより引用

(編集/千八乃)

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