日本を代表する1000年の歴史あるお祭り「天神祭」 大阪府大阪市

誰もが知る関西経済の中心都市 大阪市 

東京に次ぐ大都市である大阪。ここ大阪市には旅行に訪れた方も多いと思います。関西の経済の中心であるここ大阪には多くの観光スポット・グルメが集い、連日多くの人で賑わいを見せています。 

面積は47都道府県の中で下から2番目にも関わらず、日本の人口の約7%が大阪に住んでいます。また、日本に居住する外国人の10%は大阪に住んでいます。 

大阪市は海外の多くの都市と盛んに国際交流を行っており、グローバル化が進む中で国際都市としても今後発展していくと思われます。 

ガジェット通信より引用

天神祭へ行こう!

場所:大阪府大阪市北区天満橋二丁目
日時:毎年6月吉日~7月25日(宵宮は7月24日本宮は7月25日)
アクセス:[電車]大阪駅から大阪環状線に乗車。桜ノ宮駅で下車すぐ。大阪駅からも徒歩が可能。
     [車]大阪市周辺の出口で降り、徒歩20分圏内で駐車し下車すると吉。18時頃から交通規制。近辺には駐車場が少ない。
URL:
http://www.tenjinsan.com/tjm.html (大阪天満宮公式HP 天神祭)

天神祭は、日本三大祭の1つに数えられるお祭りです。

「天神祭」とは祭神である菅原道真の命日にちなんで、毎年6月25日前後の日本の全国各地の天満宮で行われる縁日の総称を指します。全国で菅原道真を祀る神社は1万社以上に及びます。今回は大阪天満宮を中心として行われる最大規模の天神祭をご紹介します。

天神祭では6月下旬から7月下旬にかけていろいろな諸行事が行われますが、7月24日の宵宮(よいみや)と呼ばれる前夜祭と、25日の本宮にて行われる船着場まで練り歩く行事陸渡御(りくとぎょ)、大川に多くの船が行き交う船渡御(ふなとぎょ)や奉納花火が1ヶ月の祭りの中で一番盛り上がります。

天神祭総合情報サイトより引用

天神祭の起源は?

天神祭の起源は天暦5年(951年)に遡ります。これは大阪天満宮が創祀された翌々年のことです。この時に行われた神事が大川に神鉾を流し、流れ着いた場所に御旅所を設けて禊を行うというものでした。この時に崇敬者や神領民が船を仕立て、御神霊をお迎えしたことが神鉾神事の元となり、天神祭の始まりとされています。

1世紀以上続く天神祭ですが、幕末の政治の影響や世界大戦の煽りを受けて神事や天神祭自体が中止となり、存続を危ぶまれる時期もありました。しかし、伝統を守りたいと言う浪速の人々の努力により、困難な状況を打開して天神祭は今も大阪の夏を彩る風物詩として盛大に行われています。

天神祭のメインイベントをご紹介

天神祭のメインイベントの1つは、陸渡御です。およそ4kmの道のりを総勢3000人の行列が練り歩きます。催太鼓先頭に、猿田彦や采女や花傘が神様がお乗りになる御鳳輦(ごほうれん)を中心に列を成します。この陸渡御が終了すると、続いて船渡御が始まります。

メインイベントの2つ目は船渡御です。船渡御では、先ほど陸渡御で川岸までお送りした御鳳輦を今度は船で御旅所までお渡します。およそ100隻の船が航行します。船渡御の途中、御鳳輦船の上では神様に氏子や市民の暮らしぶりをご覧いただき、御加護を祈願する水上が行われます。

天神祭のフィナーレを盛大に飾るのは約5000発の打ち上げ花火です。船渡御が始まり、辺りが暗くなってきた頃に打ち上げられます。空には色とりどりの花火が打ち上げられ、川面は船渡御の船の灯りで彩られ、情緒溢れる光景が広がります。

Wedding Parkより引用

神様が見守る天神祭へ是非!

天神祭が盛大に盛り上がれば神様をきっと喜ぶこと間違いなしです。是非、今年の夏は会場へ足を運んで、格式ある神事を見学すると共に歴史ある天神祭を楽しんでみてはいかがでしょうか。

日本三大祭

京都府『祇園祭』
東京都『神田祭』

大阪三大夏祭

大阪府『愛染まつり
大阪府『住吉祭』

アイキャッチ画像は人生はいいね!楽しいね!情報館より引用

(編集/千八乃)

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